2019年香港国際ジュエリーショー
香港国際ジュエリーショー
会期 : 2019年2月28日(木)~3月4日(月)
会場 : 香港コンベンション & エキシビションセンター
ブース : Hall3C-F12

  2019年2月28日から3月4日の5日間の日程で、Hong Kong Convention and Exhibition Centreにおいて開催されました Hong Kong International Jewellery Show 2019に出展して参りました。
  米中の政治問題で世界は大きく変わり始めました。米中貿易摩擦により時代は大きく潮目が変わったと言えるでしょう。今後の世界は米国を中心とした勢力と中国を中心とする勢力に二分化されていくものと思われます。インフラ関連の中

核を担う通信網においても、米政府は中国の通信技術が安全保証に重大な脅威となるため、世界中の同盟国に対し中国製通信機を使わない様、特に次世代規格の5Gに関して基地局やシステムに中国製通信機を入れない様に圧力をかけました。米国内においても中国製部品などの製品を使用禁止にすると言うかつてない厳しい制約条件が出されました。これに対し中国も在中米国企業に対して、突然の税務検査や品質管理の立ち入り、申請事項の不許可などを行いビジネスの妨

害を行いました。米中貿易戦争は経済だけでなく、米国はGAFA ( グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン )、中国はBAT ( バイドゥ、アリババ、テンセント ) のビッグデータを駆使したハイテク戦争が本格的に始まり、お互い次世代AIやIT技術をもはや供給する訳もなく、両国の2系列の別々なハイテク技術により世界は二分化して行く事となると考えられています。
  この事以外にも米中の対立は世界中にダメージを与えています。追加関税、貿易制限によ

り、各国の輸出が細り経済を縮小させています。各国各産業で輸出が細ると供給過剰を招きデフレ圧力を招きます。世界各国各産業共に米中貿易摩擦の影響で景気が冷え込み、需要減を想定して最低限の在庫しか持ちたがらない状況となれば、自国産業を守るために世界各国が貿易制限に舵を切り、さらなる輸出の低迷を招き、景気のダウンサイドリスクが強まる可能性が大きくなります。これまではグローバリズムにより各国が得意分野は自国で生産し、輸出し、それ以外の部分は

輸入で調達し、自由貿易によりお互いに利益を得て世界は経済発展を遂げ、多くの新興国が経済発展を遂げました。しかし、昨今のナショナリズムの復活により、自国第一の保護主義が蔓延し、閉鎖的な貿易制限によりデフレへと向かっています。また米国のナショナリズムは、米国と関係の悪い新興国の対ドル通貨を急落させ、今後米国が利上げを行なえば、米国に資金が流入しさらなる下落を招き新興国リスクが高まる状況となっています。
  

  世界各国の主要企業の業績が陰り始め、デフレへと向かう状況となり始めました。このデフレ傾向は我々の業界にも当てはまり、特に希少で価値のある商材の相場は高止まりであるものの、その他の多くの一般的な商材は値を下げています。今迄はオークションや二次流通の商材が安いとされていましたが、世界的な販売不振から世界各国の製造や輸出入の相場が下がり、オークションや二次流通の相場まで下げる可能性も出てきました。そうなるとオークションや二次流通の相場も
  

もう一段引き下げデフレ圧力が強まるのでしょう。今迄の上がり相場で商材を取り扱う状況では多少の失敗もカバー出来ましたが、今後の下がり相場では少しのミスが命取りとなるやもしれず、今後の舵取りは難しくなって行きそうです。
  世界的な景気減速傾向の中、今回開催されたジュエリーショーは今年最初の香港でのジュエリーショーではありますが、開催前は最近の景況感や中国の送金や持ち込みの規制の強化によりかなり期待の低い状態であった様に思われまし

た。しかし、今回のジュエリーショーは意外にも多くの来場者で賑わいを見せたのではないでしょうか。初日より多くの来場者で、特に人気のある日本企業のブースには来場者が多くあった様に思われました。今の流れで高額帯の商材はイマイチではあるものの、低中額帯の商材は今迄と変らず取引きが活発であった様に思われます。ダイヤモンドにおいても合成ダイヤモンドの問題で不安視されていましたが、取引きは好調であった様です。まずまずの雰囲気であった今回のジュエリーショーではありましたが、少し変化を感じました。来場者

の数はそこそこ多いものの、以前より来場頂いていた方々の数が激減しており、当社ブースにおきましても新規のバイヤーの方が多かった様に思われました。現在の状況の変化により、販売のスタイルが変わり今現在成功されている方々が来場されている様な雰囲気でした。以前まで新しいビジネスモデルとして会場でスマートフォンを駆使しSNSで販売をされていた方々も、中国において電子商取引( EC ) の事業者などに政府への登録と納税を義務付ける「 中国電子商取引法 」が施

行された事により今回のジュエリーショーでは激減していた様に思われました。時代の変化は速く、政治や経済の影響を色濃く受けるのだと感じた今回のジュエリーショーでありました。
  今年最初の香港でのジュエリーショーは今後の流れを指し示すものであった様に思われました。時代は変化し、我々の業界のスタイルも変わり始めています。今回多くの新規の方々にお越し頂き、新しい流れを感じさせて頂きました。当社ブースにおきましても更なる変化が急務であると感じ


ました。今年の今後のジュエリーショーにおきましてもまた皆様にお越し頂ける様努めて参ります。今回お越し頂きました皆様と楽しく商談させて頂き、無事成功裏に終えることができました。皆様に心より御礼申し上げます。
  有難うございました。

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