2020年東京国際宝飾展(IJT)
東京国際宝飾展(IJT)
会期 : 2020年1月20日(月)~23日(木)
会場 : 東京ビッグサイト
ブース : B26-44

第31回日本ジュエリーベストドレッサー賞
今年も弊社の商品が採用されました。

 新春のご祝詞を申し上げます。旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。新しき年、皆様のご要望に一層お応えできるようさらに精進してまいります。本年もご厚誼のほどお願い申し上げます。
 本年も2020年1月20日から23日の4日間の日程で、東京ビックサイトにおいて開催されました 第31回 国際宝飾展 ( IJT2020 ) に出展してまいりました。

 2020年は引き続き世界経済の減速懸念がくすぶっている中で、さらに東京五輪後の消費息切れが予測されているため、2019年度より成長は鈍化する見通しとなっています。しかし国内経済は東京オリンピックに向けた投資や消費、災害復興需要により底堅く推移するとされる声や、企業が人手不足や働き方改革への対応を進める為、次世代通信規格の5Gといった情報化関連などの設備投資が堅調に推移するとの声も聞かれます。

 国内景気の最大のリスクは海外経済の動向となっており、米中貿易摩擦は収束を見せず、朝鮮半島情勢なども不透明感漂う状況となっています。世界経済の減速は設備投資や雇用にも影響を及ぼし、11月3日の米大統領選挙により富裕層増税や金融規制の強化を訴える候補者が当選すれば、世界経済や金融市場の多大な影響を与えるとされています。

 また、景気は停滞しているものの、FRBをはじめ50以上の中央銀行が緩和拡大に動き、世界的な利下げを追い風にあらゆる資産の価値が上昇しています。世界の株式時価総額も86兆ドルと過去最大に膨らみ、株高時に値下がりするはずの債券や金でさえ値上がりしています。現在の株高、資産高は実体経済に目立った回復が見えない中で進んでいる様です。世界経済が減速するなか、米中貿易交渉の進展や成長再加速を先取りする形で進むカネ余り現象は世界の債務残高を255兆ドルと過去最大に膨らませています。今後欧米での緩和政策の打ち切りが決行されれば、緩和相場も曲がり角を迎える危うさもはらんでいます。

 さらに、経済成長の公式が以前とは全く変化しています。資本を集め、人を雇い、モノを生産し、販売し経済が拡大すれば社会全体が豊かになると言う資本主義の常識が綻び始めています。経済成長の公式が経済のデジタル化やグローバル化で変質し、富の源泉はモノの大量生産から知識や情報やデータに移っており、デジタル事業の市場が従来の企業の市場を凌駕しています。今後ますますこのデジタル化の波は各産業の構造を変化させるのでしょう。

 企業を取り巻く経営環境はAIなどのデジタル技術の進展を受け急激に変化している事を受け、黒字で好業績企業のリストラが急増しており、従来のスキルを持つ人材や中高年の人材を削減し、業績が堅調で雇用環境もいいうちにデジタル時代に即した人員構成に見直す動きが急増しています。高度技術を持つ人材やデジタル人材にニーズが集中し、これからの雇用のあり方も大きく変わっていきそうです。

 我々の業界においても企業の変革でこの波を乗り越えなければ存続、成長は厳しいものとなりそうです。デジタル化やグローバル化は従来のやり方では対応出来ず、生産性の向上や取引の付加価値の向上、情報技術の導入やデジタル技術の実装などビジネス全体の新陳代謝が必要となりそうです。

 また年初よりアメリカとイランの軍事衝突により、今後の大規模な軍事衝突を警戒して投資家がリスク姿勢を急速に強めた事により、原油と金の価格が急伸しています。原油はニューヨーク先物価格で1バレル65ドル台半ばと8ヶ月ぶりの高値を付け、金も1トロイオンス1600ドル前後と7年振りの高値で推移しています。この金価格の高騰は我々の業界にも影響を与え始めています。現在では商材の売れ行きがあまり芳しくない状況でにも関わらず、今後製造する商材の方が製造コストが高くなり、各製造メーカーともに頭を悩ませています。

 現在のこの様な状況下で開催された今回のジュエリーショーは、国内最大規模という事もあり期待感は大きかったのですが、海外からのバイヤーの数が例年よりも少なかった為期待を裏切る形となった様です。中華圏で最も重要視される中華圏の旧正月の春節が時期が近かった事もありますが、中国の景気の低迷により中国人バイヤーの数が少ない状況となり、例年の賑わいには至らなかった様です。

 来場された中国人バイヤーの方々は景気のせいか、いつもより交渉が厳しく良い商材が安くないと購入されない雰囲気で各企業ともに厳しい商談をされていた様に思われました。今後ますます海外向けの商材はポイントが狭くなって行くものと考えられ、商材不足の現状において、各企業共に商材の品揃えが難しくなって行きそうです。

 それでも日本の方々は消費税増税もあり、ますます状況が厳しくなっているものの、前向きな方が多かった様に思われました。展示会初日より最終日の最後まで以前程の来場者数はないものの、多く方々にお越し頂きました。なんとか現状を乗り切る為に今まで取り扱った事のない商材を探され、購入して頂きました。付加価値を付け販売するという取り組みを多くの方がなさっている様です。

 弊社も付加価値という意味では、今回は普段使い出来る商材、身につけて憧れられる商材の取り揃えに取り組みました。その成果もあり、今年も俳優の田中圭さんのジュエリーベストドレッサー賞に採用されました。今後もこの取り組みに挑戦して行きたいと考えております。皆様に気軽にお越し頂き、ストレス無く商材をお選び頂ける、その様なブース作りを心掛けて参ります。

 今年も世界的な経済低迷、それに加え新型ウイルスによる肺炎問題など予期せぬトラブルに巻き込まれる年となりそうです。この厳しい年も皆様と共に何とか試行錯誤し乗り越えて行きたいと考えております。今年最初のジュエリーショーに多くの方々にお越し頂き、良いスタートが切れました。今回お越し頂きました皆様に心より御礼申し上げます。今年も一年どうぞよろしくお願い申し上げます。有難うございました。

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