2020年神戸国際宝飾展(IJK)
神戸国際宝飾展(IJK)
会期 : 2020年8月9日(日)~11日(火)
会場 : 神戸国際展示場
ブース : C7-01



 2020年8月9日より11日の3日間の日程で神戸国際展示場において開催されました 第24回神戸国際宝飾展 ( IJK )に出展して参りました。


 新型コロナウイルス( COVID-19 )の世界的な感染拡大により人々の生活様式はすっかり変わり、世界経済も少なくとも数ヶ月、場合によっては年単位で生産と消費の両方を大幅に抑制せざるを得ない状況となってしまいました。この過酷な現実はウイルスとの闘いと並行して、産業崩壊、金融崩壊、雇用崩壊、経済崩壊の危機との戦いとなっています。


 今回の新型コロナにより人の自由な往来により発展してきたグローバル経済は、移動制限や外出自粛により根本から揺らぎ崩壊してしまいました。人の往来による経済効果は各国の経済に大きな打撃を与えています。日本においても外国人観光客の姿は殆ど見る事がなくなり、昨年までのインバウンドによる盛り上がりは一切見られなくなりました。


 今回のコロナ禍により感染症リスクに備える為に人々が様々な経済活動を控え、実体経済に打撃を与えています。リーマンショック時は金融サイドから危機が始まりましたが、今回は逆で実体経済を、より広い産業と地域を、より長期巻き込んでいく形となっています。まず打撃を受けているのが、観光、宿泊、飲食、エンターテイメント、日用品や生活必需品以外の小売、住宅関連などのローカルなサービス産業です。


 これらの経済領域は日本のGDPの約7割を占める基幹産業群であり、その多くが中堅、中小企業によって担われており、非正規社員やフリーターの多い産業でもあります。今や日本の勤労者の約8割は中小企業の従業員、非正規社員が占めており、これらのサービス産業の危機は非常に多くの人々を厳しい状況に追い込むメガクライシスとなるやもしれない状況となっています。


 ただ政府が直ちに資金繰り支援の為の緊急融資枠の拡大や雇用調整助成金、大規模な緊急経済対策を策定するなどの対応を中小企業向けを中心に比較的迅速に行っているので、今のところパニックにならずに持ち堪えています。人の生命を守るために感染拡大の抑制が優先されるべき事は当然ですが、8割の国民の生活と人生に直結するローカル経済圏がコロナ禍により大打撃を受け、産業構造が破壊されてしまっては、大量の倒産や廃業、多くの失業者、不安定な社会を生み出す事になるのでしょう。


 これらの経済圏が打撃を受ければ、次の波は急激な消費停滞による需要消滅、売上消滅の波が来る事が予想されます。将来に不安を持った時、生命や生活が脅かされいる時に人々は高価な耐久消費財は購入しなくなります。今使用しているもので我慢する様になります。住宅関連、自動車、電気製品、衣料品という風に高い順から買い控えが起こると予想されます。そしてこの波は関連の設備投資、IT投資や部品・材料を提供している企業にも波及するのでしょう。


 コロナ禍により現状はこの様に誰しもが苦しい、厳しい状況にあります。コロナ禍でのホラーシナリオは多くの人々に恐怖感を与えます。しかし、歴史を振り返れば危機の時代は、政治、経済、産業の大きなパラダイム転換の起点、分岐点になっています。危機により既存の仕組みが壊れ、既得権者が大きく傷み、色々な事が流動化し、大きな変化が起きやすくなります。


 今回のコロナ禍も、後から振り返ると大きなパラダイム転換のきっかけ、新しい時代の幕開けとして振り返られる可能性は高いと考えられます。全てがリセットされ、皆同じスタートラインに立ったと思えば、今は起こり得る事を全て受け止め、前向きに考えるべきではないでしょうか。コロナ禍でのホラーシナリオに恐れず、大胆に。


 今回のコロナ禍の状況下でのジュエリーショーの開催には賛否両論がありましたがなんとか開催される事となりました。弊社も出展について悩みましたが、事前にお客様にお問い合わせさせて頂きましたところ、通常よりかなり少ない数ではありますが、「 行くから出展してね 」との声を頂戴し、出展を決意致しました。


 この様な厳しい状況下において開催された今回のジュエリーショーは、来場者がなく成り立たないものになる事が予想されていましたが、以外にも多くの来場者で賑わいを見せる形となりました。初日より最終日の最後まで途切れる事なく皆様にご来場頂きました。この様な時期ですので、海外からの来場者は無かったものの、日本の方々で賑わっていた様に思われます。


 今回お越し下さいました方々は、本当に皆様前向きで現状の愚痴を言うどころか、今を楽しむ、今後について前向きに考える方々ばかりでした。最近は仕入れも中々ままならない状況であったという事もあり、仕入れ意欲が高かった様に思われました。楽しく、笑顔の絶えない商談をさせて頂き本当に良いジュエリーショーであったと思われます。10月の横浜のショーも開催されれば行くからねと多くの声も頂戴し、もし開催される事になれば、皆様の期待に応えられる様に準備をしないといけないと身が引き締まる思いになりました。


 今後ますますコロナ禍や、米中関係などにより取り巻く環境は大きく変化して行くのでしょう。変化には痛みを伴いますが、この様な厳しい状況下にも関わらずお越し頂きました皆様にお応えする為にも、弊社も変化に邁進し、新生片岡商店となった姿で皆様にまたお会いしたいと考えております。


 今回のジュエリーショーにお越し頂きました皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。皆様健康に十分留意されて下さいませ。
尚、ジュエリーショー終了後、今回のジュエリーショーに参加しておりました弊社スタッフ全員のPCR検査を行い、全員が陰性であった事を報告させて頂きます。

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