2020年国際宝飾展(秋のIJT)
国際宝飾展(秋のIJT)
会期 : 2020年10月28日(水)~30日(金)
会場 : パシフィコ横浜
ブース : 18-1

                                             2020年10月28日より30日の3日間の日程でパシフィコ横浜において開催されました 第8回 国際宝飾展 秋 ( 秋のIJT )に出展して参りました。

                                             新型コロナウイルス( COVID-19 )は猛威を奮い続け、世界の累計感染者数は4000万人、累計死者数も100万人を超え世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況となっています。日本においても累計感染者数は8万人を超え、現在も収束の兆しは全く見えない状況となっています。

                                             この様な状況下において人々の生活様式も大きく変化しつつあり、非対面型、在宅型へと変化しています。在宅、自粛生活では外食、娯楽サービス、旅行などで人と対面で会う機会が減り、衣類などの身の回り品の支出の減少が起こりこれらを扱う産業に大きな打撃を与えています。これら多くの産業に携わる企業の業績悪化により、そこに働く人々の収入の減少が進むと、ますます自粛、節約傾向は進み、更なる景気の悪化が見込まれます。

                                             しかし、この新生活様式により伸びている産業もあります。マスクなど保健医療用品または器具、PCなどの教養娯楽用耐久財、家飲み用の酒類、家事の代行サービスなどを扱う産業は現在の新生活様式とマッチし、各企業ともに業績を伸ばしています。これらの企業に学び、ニューノーマルの時代にいかに生き残るかが現在の課題となっている様に思われます。

                                             コロナウイルスのワクチン開発は進んでいる様ですが、現状様々な形へ変異しており、インフルエンザの様に幾つかの型のワクチン開発が成功するまでは、感染が一時的に収まったからといってヴィズコロナの状況は終わることなく、その戦いは続いていくものと考えられます。コロナの収束を願い、待つだけでは収束の前に息絶えてしまうのでしょう。

                                             現在はヴィズコロナと向き合い、生活様式の変化、産業構造の変化、他の国の変化、他の産業や市場の変化、人口構造の変化に対応する事によりヴィズコロナの時代を生き残り、コロナが収束した後の様変わりした社会構造にいかに順応するか、アフターコロナの時代を考えて、対策を練るかがとても重要となっていると考えられます。我々の業界もこのヴィズコロナを期に大きく変化が進んでいる様に感じられます。

                                             政治面においても、日本では7年8ヵ月という歴代最長の政権であった安倍政権が潰瘍性大腸炎の再発の兆候を医師から指摘された事を理由に終わりを告げ、菅政権へと政権交代し、日本と世界を支えてきた強い外交リーダーを失う事となりました。アメリカにおいても11月に大統領選挙が控えており、その動向如何によっては日本の外交、世界での日本の立ち位置が大きく変わってしまうのかもしれません。

                                             我々の業界にも大きく関係性を持つ香港においても、中国の立法機関である全国人民代表大会において国家安全維持法が香港に施行され、1997年7月にイギリスから返還された後の50年間は自由主義体制を維持するという「 一国ニ制度 」は23年前倒しで崩壊する事になりました。この事により、香港は司法権、立法権、行政権の三権全てを奪われ、独立的地位を失ってしまいました。

                                             香港人の自由が無くなった事により、香港における企業、ヒト、モノ、カネは海外に流出していくやもしれません。中国が香港の変わりとなる国際金融都市を深圳などの都市を経済特区に築いていく方針を発表している事からこの流れは現実味を帯びそうなのでしょう。我々の業界の香港でのビジネスもこの流れと大きく関係していくものと思われます。

                                             この様な非常に変化の激しい、厳しい時期に開催された今回ジュエリーショーは、8月に神戸で開催されたジュエリーショーがコロナ禍の中まずまずの賑わいを見せた事により、神戸での出展を見合わせていた企業も出展した事により、ほぼ例年並みの規模で開催される事となりました。

                                             1月以来関東で久しぶりに開催されたジュエリーショーということもあり、初日より多くの来場者で賑わいを見せる形となりました。海外からの入国は制限されている為、海外からのバイヤーの来場者はなかったものの、多くの在日の外国人バイヤーや日本の来場者で賑わいを見せ、久しぶりの仕入れという方も多く、購入意欲は旺盛であった様に思われました。

                                             8月の神戸でのジュエリーショーもそうでしたが、最近では中国以外にフィリピン、タイ、インドネシアなどの国のバイヤーが多くなってきており、新たな流れを感じます。日本や中国では受け入れられなさそうな製品が売れており、新たなトレンドが生まれつつあるのでしょう。何しろこれらの国々の方は、メイドインジャパンにこだわっておられ、この流れは加速していく様に思われました。

                                             来場された日本の方々もこれからの年末年始の商戦に向け、商材を真剣に探されている方ばかりでした。今までに無い様な商材、他と被らないオリジナリティーのある商材を探される傾向が強く、独自の色を出し、変化させ、現状を乗り越え様とされる前向きな方が多かった様に思われました。

                                             大いに賑わいを見せたジュエリーショーとなりましたが、今年はこのショーで最後となりました。今年は新型コロナウイルスにより誰もが予想だにしなかった状況となり、本当に過酷な年となりました。まだこの状況は改善の兆しさえ見えておらず、しばらく続くものと考えられます。

                                             今後ますます我々の生活様式、社会構造も変化していくものと思われます。この厳しい状況を乗り越え、変化した状況に対応し、独自の変化に取り組みまた来年皆様と元気な姿、変化した姿でお会いしたいと考えております。少し早いですが、今年も1年間大変お世話になり、有難うございました。

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