2014年ジャパンジュエリーフェア

 2014年8月26日から28日の3日間、東京ビッグサイトにおいてJapan Jewellery Fair 2014が開催されました。
 日本の宝石業界が激変している。まさにこの言葉の様に業界が過渡期にある様に思われます。
  現在の日本においては、借金1000兆円、高齢化による社会保障費の拡大、人口減少、昨今の貿易赤字の定着化、輸出競争力の低下など多くの混乱を引き起こす要素を抱えています。
 日本企業の経営環境も大きく変化しており、数年前までIT業界や広告業界だけの話と考えられ


ていたPC、スマートフォンの普及によって、インターネットを活用する事はほとんど全ての業種で戦略的に重要な要素になってきました。また、これまで日本独自の商慣習である種の均衡が保たれて来た業界にも、グローバル化の波によってこれまでの業界の常識を手放す必要が出て来ている様に思われます。さらに、モノが行き渡り、生活者のライフスタイルは変化し、心の豊かさを手に入れる消費者へと大きく変わりつつあります。これらの経営環境の変化


は企業自体が変化しない限り事業を継続させる事が困難になる程の大きな変化であると思われます。 
 そして、もう一つ問題となりつつあるのがインフレです。ほとんど全ての分野で値上げが発生していたのですが、我々の業界も表立って値上げを発表しました。現在は円安やイラク情勢の悪化が主な要因となり、宝飾品、貴金属の値上がりが発生している様ですが、今後更なる値上がりは避けられないと思われます。要因のひとつに海外マーケットと日本のマーケットの
 


ギャップがあると思われます。海外に目を向けると、政情不安から自国通貨を宝飾品や貴金属に変える流れが目立ってきており、我々の取り扱い商材は益々高くなってきています。しかし、日本においては実態経済は低迷しており、売れないから仕入れない、仕入れようにも以前の在庫のほうが安いから仕入れないと言う様な悪循環が起こっている様に思われます。我々の業界の商材の価格は海外マーケットに直に影響を受けます。この環境を打破して行く事


が急務であると思われます。 この様な日本の状況の中、Japan Jewellery Fair 2014 は開催されました。当初の予想通り、来場者の数は少ない様に思われました。朝一番にお越し頂きました方の多くは海外バイヤーの方々であった様に思われました。海外バイヤーの方々は以前にもまして、熱心に商材を探されており、特に海外と価格のギャップのあるものを選ばれていました。その様な中でも、訪日客をターゲットとした日本の方々は元気である様に思われました。日本に観光で訪れた方が一見でお越しになり、購


入され国に戻られて話題になり、口コミで広がり、今では多くの訪日客がお越しになる様です。そちらで売れる商材は、数多く生産できる、ベンダーに当てはまると言う従来の日本型の商材ではなく、他になさそうで華やかな商材である様です。まだまだ日本にも新たな活路が見い出せるのではないかと思われます。しかし、今回のショーは3週間後に開催される香港ジュエリーショーのプレセールと言う印象でした。香港ジュエリーショーに出展する企業ブースに
 

多くのバイヤーが集まり、香港で受け渡しをすると言う商談が多かった様です。 
 我々の業界はまさに過渡期にある様に思われます。当社といたしましても、今こそ当社の企業理念でもあります「 Management You Need 」を皆様にご提案させて頂く時期であると考えております。今後のショーにおきましても、お越し頂きました皆様に満足して頂ける様努力して参ります。是非次回ジュエリーショーにもお越し下さいませ。この様な状況下にも関わらず、お越し下さいました皆様に心より御礼申し上げます。有難うございました。

2020OCTOBER
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